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日本初滞在日記(72)

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夏の宮崎訪問の時、「そう言えば、初めて日本に来たのは、ちょうど40年前だった」ということに気がついた。2年間フランクフルト大学で日本学などを勉強した後、1971年の秋、奨学金の旅行代を持って南回りで日本まで来た、高等学校の同級生のW君と一緒に。3月7日、船で台湾から鹿児島に到着し、すぐヒッチハイクで旅行を続けた。初めて泊まったところは宮崎だった。

ということを思い出した後、夏休みのドイツ滞在中、昔の箪笥の中からその時代の日記を探し出した。ちょっとだけ読んだら、「大使日記」の読者たちがこれを読むと面白いと思うのではないだろうかと、これからできたら時々ちょっとだけ昔の日記から紹介してみたいと思った。
もちろん全部そのままドイツ語からの直訳ですが・・・
では、お楽しみに。


1972年10月10日

昨日の夜。朝までボブ・ディランを聞いた。あああ・・・
W君と悦ちゃんを見ると、奇麗なカップルだと考えざをえない。本当の愛情だ。彼らは一生を一緒に過ごすことが信じ得る。たぶん後何週間もう終わりだと分かっても、今のところに彼らは理想的に一緒にいる。彼らは子供も出来るのは、僕も信じている。互いに非常に親切だし。「一生のパートナー」だろう。
僕はそういうことがまだ出来ない。W君と比べると若い、という感じが自分でしている、とにかく。うらやましいのかもね。でも、W君は確かに僕より運命に対する安心の気持ちが強い。昼、彼は興味深いことを言った。「僕は昔、女の子に対して弱いといつも思った。併し悦ちゃんの場合、弱いと感じは全然しない。意識的に決定した、と感じている。」すごい自信。

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