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日本初滞在日記(81)

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夏の宮崎訪問の時、「そう言えば、初めて日本に来たのは、ちょうど40年前だった」ということに気がついた。2年間フランクフルト大学で日本学などを勉強した後、1971年の秋、奨学金の旅行代を持って南回りで日本まで来た、高等学校の同級生のW君と一緒に。3月7日、船で台湾から鹿児島に到着し、すぐヒッチハイクで旅行を続けた。初めて泊まったところは宮崎だった。

ということを思い出した後、夏休みのドイツ滞在中、昔の箪笥の中からその時代の日記を探し出した。ちょっとだけ読んだら、「大使日記」の読者たちがこれを読むと面白いと思うのではないだろうかと、これからできたら時々ちょっとだけ昔の日記から紹介してみたいと思った。
もちろん全部そのままドイツ語からの直訳ですが・・・
では、お楽しみに。


1972年11月21日

合気道は大変。止められない。言葉の勉強する時間が足りないにも関わらず、毎日行きたい。行かないと、不満の気持ちだ。それでも難しい。(でも、今のところ他の初心者も同じ難しい!)

ドイツでは最近市民運動が盛んになって来るらしい。新聞に読んで、W君と話した。伝統的な政党はもう今の社会の問題を解決するために足りないかも。僕も満足していない。併し、政党でないと、民主主義的な決定はどう出来るか分からない。
市民運動は国民のある分の気持ちを代表することが出来るが、民主ではない。エゴではないか、ある程度まで?民主主義なら、連帯も必要だろう。もちろん、僕たちも環境問題の解決を望んでいる。今存在する政党は伝統的にそういう問題をあまり理解できない、触れない、それも確かだ。だから、市民運動は政党を動かせば一番いいじゃないのだろうかな。

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