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Channel: ambassador @ young-germany.jp
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「もう一度日本でしたいこと」(1)

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気がつかないうちに定年退職の日が近づいているので、そろそろ用意しないといけないのだ。だから『大使日記』はこれから週末だけ普段の「日記」を書き、毎日「日記」の代わりに、「日本では何がよかったのですか」と時々聞かれることに、答えとして準備したことを少しずつ書きたいと思う。「もう一度日本でしたいこと」という。よろしくお願いします。


舞踏

狭い板張りの床で、全裸に近い人間が体をくねらせています。小さな腰巻きのようなものだけをつけ、髪は剃り、体は全身白塗りです。顔の筋肉は歪み、動きを合わせた音楽は、ある部分は心揺さぶられる旋律で、他の部分は耳を塞ぐような鋭い音です。無言です。ここで重要なのは体の動きだけであり、大抵は非常にゆっくりと、計算しつくされた形で体が伸び、ねじ曲がり、からまります。時に、急な速度のステップや動作や表情の変化が見られます。汗が頭部、顔、体を流れます。1、2時間のパフォーマンス。舞踏です。日本のアバンギャルドな舞台としては恐らく最も身体を酷使する、同時に最も見る者を引きつけるジャンルでしょう。パフォーマンスの密度の濃さは私を引きつけてやみません。グロテスクの美。今後も何度も体験したいものです。

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