２２日はドイツでは総選挙が行われた。選挙なら、ドイツと日本の違いは一つある。それは、ドイツでは政権交代があるかどうか、たびたび最後まで誰も知られないことだ。なぜかというと、ドイツでは連立政権は普通のことだからだ。つまり、大きい政党は大きくても、投票の５０パーセント以上なかなか取れない。どんな小さい政党と一緒になって５０パーセントを超えることが出来るか、それは総選挙の日の遅い夜だけ分かる。
今回も、首相のキリスト教同盟（ＣＤＵ）は今までと同じようにリベラルのＦＤＰと続けるか、それとも他の政党と連立すべきか、まさか社会民主党のＳＰＤとの大連立を作る他はないのか。
そういう問題があっても、ドイツでは一つのことが今回はっきりだった。ドイツの一番重要な問題に対して、大きい政党、ＣＤＵもＳＰＤも意見はほぼ同じだ。ユーロ政策もエネルギーシフト政策も変わるはずはない。
で、そういうことを考えている読者の方々は、今朝の総選挙の結果を見ますと、これからのドイツの政治状態はどうなると思っていますでしょうか。
PS：写真は東京のゲーテ文化センターで行った「選挙パーティ」で撮った。朝早く。
というのは選挙の結果が分かるまで続けた。家に帰れない人たちはゲーテで泊まることもできた。
まじめな政治の出来事であっても、やはり非常にパーティの気持ちだった。
ゲーテのホ－ムページ（http://www.goethe.de/ins/jp/tok/jaindex.htm）をご覧下さい。